入試目前

こんにちは。増山です。

寒い日がずっと続いていましたが、今日は暖かいですね。

こんな日が続いてほしいのですが、残念ながら春はまだまだです…

 

埼玉県の中学入試が明日から始まりますね。

そして今週末には大学入試センター試験…

いよいよ本番が近づいて参りました。

じたばたしても仕方ないのですが、焦らずそして諦めず最後まで頑張りましょう。

 

さて、先日から入試に関する話題がニュースで挙げられていますね。

そう、大阪大学入試ミスによる繰り上げ合格の件です。

当該の受験生の方は気の毒でなりませんが、

受験生の皆さんがこれから受ける入試において、問題など出題者側の不備は無いのでしょうか?

出題する側は最善の注意を払っているはずなので、起こる可能性は極めて低いです。

しかし、大阪大学の例もあるように、可能性が全くのゼロとは言い切れないのです。

出題者も人間ですからね。

実際に、問題に不備があって、その問題は全受験生を正解とする措置が取られることはよくあります。

学校側がすぐに気づいてそのような措置を取れば話題になることもありません。

では、もし自分の受験でそのようなことが起こった場合、どうすべきなのでしょうか?

問題を解いている時は、まさか問題に不備があるなんて夢にも思いませんよね。

その問題は受験生全員に正解が与えられるので、解けなくても問題ないのですが、

(そもそも問題に不備があるのだから正解のしようがない)

その問題に多くの時間を費やしてしまうと、他の問題の解答時間が減り、合格が遠ざかってしまいます。

解答に行き詰った時に、「この問題は自分には解けない」と早めに判断できるか?

大事なのはこれだと思います。

これは、実力不足で解けないのも問題に不備があって解けないのも同じです。

この判断が早めにできれば、無駄な時間を費やさずに済みます。

そうすれば、想定外のことで合格から遠ざかることもないのです。

 

そして、私がこの事を通じて最も言いたいことは、

このような事も含めて受験であるということです。

受験生は、受験校の出題形式を把握し、時間配分などの戦略を立て、

過去問演習を通じて練習を行ってきたことでしょう。

そして、本番も同じように行えば合格点が取れると言い聞かせて、試験に臨んだ人も多いと思います。

でも、本番では想定外のことが起こり、いつもと勝手が違うことから実力を発揮できずに涙を飲む受験生も大勢いるのです。

しかし、人生において想定外の出来事は頻繁に起こるのです。

そして、想定外の出来事に最善の対応ができるかどうかも実力のうちなのです。

ですから、万が一そのようなことが起こっても、合否結果は現実として受け止めなければなりません。

※大阪大学は、ミスが原因で不合格になってしまった受験生の進路が決まった後なので問題なのです。

私がここで申し上げているのは、問題に不備があっても採点時には気づき、全員正解の措置がなされる場合を指しています。

入試というものは、各教科の知識や理解度だけを測るものではありません。

今後生きていくうえで必要な力を、受験勉強を通じて身につけたかどうかです。

受験生の皆さんの検討を祈ります。

 

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