教育改革

こんにちは。増山です。

昨日、埼玉県の中学入試が始まりましたね。

模試とは全然違う雰囲気を感じたと思います。

そして、いつもはやらないようなミスをしてしまった人もいると思います。

多くの学校では既に結果が出ていますが、受かった人もそうでない人も、

まだまだ入試は始まったばかりです!

多くの人にとっては本命の入試は2月になるでしょう。

今回受かったことで、本番も受かるだろうと高をくくっていると痛い目にあいますよ。

また、今回残念な結果でも、本番までまだ時間はあります。

落ち込んでいる暇はありません。

最後に笑う人になりましょう!

 

さて、昨日のあさイチ(NHK8:15~)で「教育改革」が取り上げられました。

学校の授業スタイルが大幅に変更になるのです。

目的は、

①知識の習得よりも、知識を使う力を養う

②思考力・判断力・表現力を養う

内容は、

①先生が一方的に教えるのではなく、生徒が主体となるアクティブラーニングを行う

②入試問題は、表現力を見るため「記述問題」を増やす。

※内容の②に関しては、センター試験が廃止され「大学入学共通テスト」が導入され、

そこでの国語と数学の試験に記述問題が導入されます。

それによって、従来のセンター試験(全問マークシート)では測れなかった表現力を測ろうという意図です。

 

私個人の意見としては、従来のセンター試験は決して悪いものではありません。

確かに全問マークシートなので、表現力を測ることはできないかもしれませんが、思考力と判断力を測るには非常に良い問題だと思います。

世間で言われている「知識偏重問題」では決してありません!

なぜなら、知識はもちろん必要ですが、単純暗記だけで解ける問題ではないからです。

上記の目的①の「知識を使う力」がなければ解けない問題がほとんどです。

センター試験では測れない表現力は、各大学が独自の問題で問えばよいと思います。

私が「大学入試共通テスト」に対して疑問に思うのは、「答えの決まっていない問題に対して平等な採点ができるのだろうか?」ということです。

センター試験に代わっての試験となると、受験者は全国に及び、その数は数万人です。

これを採点するには当然複数の(それもかなり多くの)採点官が必要となります。

1,2点の差で合否が分かれる入試において、採点の公平性は必須事項です。

よって、国立大学は記述の採点に不平等が生じないように細心の注意を払っているのですが、

全国規模の入試で出来るのでしょうか?

まあ、私ごときが心配する問題でもないかもしれませんが(笑)

だから、従来の国立大学のように、センター試験+個別試験での合否判定は最適だったと思います。

しかし、昨今、センター利用入試を導入する私立大学が非常に多くなっています。

それらの多くは、センター試験の得点のみで合否が決まってしまうのです。

それで、表現力が無くても大学入試(それも、それなりに難関とされる大学)を突破できてしまっているのも事実です。

そのことから、問題視されるようになったのではないでしょうか?

 

さて、話は教育改革に戻りますが、私は基本的にこの教育改革には賛成です。

真の学力向上が私の信条ですが、その中には当然「表現力」も含まれます。

せっかく理解したことも、表現できなければ、あらゆる物事(テストや日常生活)に応用できません。

これでは、勉強した意味がありません。

その為、私は授業中に、一方的に話すのではなく、なるべく生徒に発言させるよう心掛けています。

もちろん、うまく話せる人とそうでない人がいます。

でも、話すのが苦手な人も、内容を整理しながら問いかけると次第に口数が多くなります。

「大学入試共通テスト」には疑問を感じますが、基本路線は良い方向に向かっているように思います。

 

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