社会の勉強の仕方

こんにちは。
先日、ある生徒から社会の勉強の仕方について相談を受けました。
・教科書を読む
・問題集を解く
どちらの方がいいですか?という質問でした。

当然、両方とも必要で、1度では足りず、何度も繰り返すことが必要です。
でも、社会にだけそんなに時間は割けないので、重点を置くのはどちらの方か知りたいのでしょう。
また、ある程度教科書を読みこんでから問題を解くべきか、問題を中心に進めるべきかも気になると思います。

これに関しては、人によって答えが異なります。
もし、教科書を読んで「なるほど。そうか。」と内容が頭に入ってくるのなら、先に教科書を読むことを勧めます。一通り読んだ後に問題を解けば、ある程度は自力で解けるでしょう。解けなかったものを重点的に見直せばいいのです。

教科書を読んでもほとんど頭に入らないのであれば、いきなり問題集からやりましょう。もちろん自力で解けるはずがありません。そこで、教科書で調べながら問題を解いてみましょう。すると、教科書の中で“問題を解くのに必要な箇所”が見えてきます。
そして、問題集を解いた後に必ず、教科書の該当箇所をじっくり読んでください。(これをやらないと実力は上がりません。)ある程度は頭に入ると思います。
社会が大の苦手で、教科書で調べてもほとんどわからないという人は、解答を見ながら問題集を解いてください。そして、その問題に対する答えを覚えましょう。よくわからないままでもいいので、とにかく重要語句を頭に詰め込みます。
そのうえで教科書をじっくりと読んでみましょう。

最適な学習法は人によって異なります。
不安や悩みがあったら、遠慮なく相談に来てください。


大学入試共通テスト

寒い日が続いてますね。風邪やインフルエンザに気をつけましょう。

さて、最近大学入試共通テストに関するニュースが多くなっています。特に現在高校2年生の皆さんにとっては、自身の入試に関わることなので気になるでしょう。
とりあえず、英語の民間試験導入と国語・数学の記述問題は延期になりましたが、英語の共通テストも現在行われているセンター試験と内容や配点が大きく異なります。
センター試験は、筆記200点、リスニング50点ですが、予定されている共通テストは、筆記100点、リスニング100点と配点が大きく変わり、また筆記の内容も、センター試験では、発音・アクセント、文法・語彙・語法、読解と幅広く出題されていたものが、全て読解問題になる予定です。
単独の文法問題が出ないとなると、ますます文法離れが加速するのではと懸念していますが、高校1、2年生は、何に重点を置いて勉強したらよいのか、色々不安に思うことも多いでしょう。

当塾は、開講当初より、「ホンモノの英語力」を追求して参りました。世間でよく言われる「使える英語」という意味ではありません。「初見の英文を自力で正しく解釈する力」を意味します。これは、いわゆる”感覚”に頼るのではなく、確実に自信を持って答えられる英文理解力をいいます。
この「ホンモノの英語力」は、現行のセンター試験は勿論、共通テストにも私立大学独自の入試問題にも、国公立大学の問題にも通用します。どんな力が試されるのかわからないからこそ、気持ちをぶれさせずに「ホンモノの英語力」を追求していくことが、入試突破につながると信じております。

リスニング問題のシェアが増えることは予想されるので、授業内でもリスニングの時間は徐々に増やす予定はあります。

不安な気持ちになるのもわかりますが、まずは我々指導者と自分自身を信じてがんばりましょう。



メタキーワード設定

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※デフォルトのキーワードを変更する場合はオプションから変更してください。 下記は、上記と一括設定の内容をあわせたものです。 一括設定の文字列を追記して反映する。


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なぜ勉強するの?②

こんにちは。ワンナインです。
台風が近づいて参りましたね。
かなり強いらしいので、用心しましょう。

さて、前回の続きですが、私の考える勉強する理由は
「人生を楽しくするため!」です。
あくまで私の考えですよ。念のため。

つまらない勉強でどうして人生が楽しくなるの?
わけわかんない!
そんな声が聞こえてきそうです。

では、勉強するとどんないい事があるのかを書きましょう。
 ①知識が増える
 ②考える力が身につく
細かく挙げればまだまだありますが、誰もがわかる上記2点から考えてみましょう。それだけで、勉強するメリットは感じられると思います。

まず①の知識が増えるとどんないい事があるのかを考えてみましょう。
皆さんは勉強で苦労して暗記して知識を頭に叩き込もうとすると思います。
そして、そんな苦しい思いをしてまで暗記する理由は「テストで点を取りたいから」「受験で受かりたいから」が大半だと思います。
確かに最初の動機はそうだと思います。しかし、勉強で身につける知識はテストで点を取る以外に役に立つことはないのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
勉強で覚えるべきことは大体決まっています。
ということは、勉強している人同士には共通の知識が生まれるということです。
今、どこかで勉強を頑張っている同学年の生徒が全国にたくさんいるわけですが、その人たちは、今は知り合いでなくても、将来(大学生や社会人になってから)知り合いになる人もいるでしょう。
楽しく会話するには「共通の話題」が欠かせません。
たくさん勉強して知識が豊富な人は、話題も豊富なのです。
色々な人と話を弾ませることができます。
知識が少ないと、会話についていけず人間関係も狭まってしまいます。
もちろん、話のネタは勉強だけではないでしょう。芸能界やスポーツ、ドラマなど、勉強していなくても話題になるネタはたくさんあります。
しかし、大人になるにつれて政治や社会情勢について会話をする機会が多くなります。しっかりと勉強していればこういう時にも役に立ちます。

次に②の「考える力」です。
こちらの方が大事だと私は思います。
皆さんの多くはゲームが好きだと思います。
また、パズルなどの知的ゲームも好きだと思います。
なぜなら、人間は本来自分の頭で考えて答えを出すことに快感を得られる生き物だからです。
皆さんの多くは、小学校低学年の頃は、算数が好きではありませんでしたか?
少し頭を使って答えをだし、それが合っているとうれしいですよね。
人間は脳に程よい刺激を与えることで、脳が活性化し充実感を得られるのです。
しかし、学年が上がるごとに勉強の難度も上がり、簡単に答えが出せなくなってきます。問題が難しすぎると、考える意欲が失せ、非常につまらないものに感じてしまうのです。
勉強嫌いはそこから始まるのです。
しかし、そこを我慢して頑張ってできるようになった時、簡単に答えが出せた時よりも遥かに大きな快感を得られるでしょう。
その快感を得るためにも、途中で諦めずに、自分の頭を使って考えることが大切なのです。

さて、話をまとめると、勉強を一生懸命やった人は、知識も豊富で、物事を自分の頭で考えることができる大人になります。
これは当然、仕事でも遊びでも大いに役立ちます。
社会人になれば、起きている時間の半分以上は仕事になります。
自分で考えられない人は、ただ上司から指示されたことを作業としてこなすだけ。
自分で考えられる人は、与えられた仕事の目的や他との関連性から、どうしたらより良くすることができるのかを考え、そこから新しいアイディアが浮かんだりします。そうすることで仕事にオリジナリティを産み出すことができます。
どちらの方が仕事を楽しめるか?一目瞭然ですよね。

勉強ができる方が、人生は絶対に楽しいです!
少なくとも、現代の日本社会で生きていくうえでは絶対にそうだと断言できます!
勉強ができない時期とできるようになった時期の両方を経験しているから断言できます。
勉強すれば、人生が変わります。必ず良い方向に変わります。
楽しい人生を送るためにも、勉強をがんばりましょう!


なぜ勉強するの?①

こんにちは。ワンナインの増山です。

今日は、多くの生徒が疑問に感じていると思われることについて述べたいと思います。

タイトルの「なぜ勉強するのか?」という問いに対する答えは、人によって様々だと思います。逆にこちらから、「どうして勉強しなくちゃいけないと思う?」と聞くと、大抵返ってくる答えは「受験に必要だから…」です。

確かに多くの人にとって、塾に通ってまで勉強するきっかけはそうかもしれません。スポーツ推薦などで学力試験無しで受験を突破する人もいますが、大抵の人は高校受験にせよ大学受験にせよ、学力試験が課されます。高校に行きたい、大学に行きたいとなったら、たとえ勉強が嫌いでも、入試の為に勉強しなければならないのが現実です。

では、さらに掘り下げて考えてみましょう。そもそも何故、受験において勉強が必要とされているのでしょうか?勉強とは受験を突破するためだけにするものなのでしょうか?だとしたら、勉強はあまり面白いものではありません。何せ受験という目的のために仕方なくやるのですから。

しかし、今回私が伝えたいのは、本来の勉強は受験のための手段ではないということです。人は勉強を通じて様々な事を習得します。文の読み書き能力、様々な分野の知識、論理的な思考力、判断力、理解力、さらに定期テスト勉強や受験勉強に向けた計画を立てたり、その通りに実行したり、できなかったことを反省したり…と、大学に入ってから、社会に出てから、役立つことがたくさんあります。それらの能力を身につけることが勉強の本当の目的だと私は思います。

世間では、「いい大学に入ればいい会社に入れて収入も高くなって…」とよく言われます。これを勉強のモチベーションにすること自体は悪くないと思うのですが、そもそも「いい大学に入ればいい会社に入れる」というのは真実なのでしょうか?「会社」というのはそれこそたくさんありますが、採用において「大学名」で決めているのでしょうか?一部そのような会社が今でもあるのは事実です。しかし、多くの会社は決して「大学名」で採否を決めているわけではありません。企業が欲しているのは「仕事ができる人」つまり「能力が高い人」です。難関大学出身者の多くは「能力が高い人」なので、採用試験に受かりやすく、結果として難関大学の就職状況がよくなっているのです。

受験勉強を教わったテクニックや知識の詰め込みだけで乗り切ろうとした場合、勉強自体つまらないものになるだけでなく、たとえそれで入試を突破しても、大学に入ってからの勉強や社会人になってからの仕事で苦労すると思います。しかし、自分の頭で考えることを意識した本当の勉強を続けていけば、勉強自体も面白くなり、必ず将来役に立ちます。

では、タイトルの問いに対する答えを出したいと思います。私の答えは2つあります。
①生きていく為に必要な能力を身につけるため
②人生を楽しくするため

①については、上記の通りです。②については意外に思う人も多いかもしれませんが、私の一番の考えは②の方です。それについては次回述べたいと思います。

定期考査復習講座

こんにちは。ワンナインの増山です。更新が遅くなって申し訳ありません。

本日は、定期考査が帰ってきたばかりの区立中学の皆さんへのメッセージです。

(もちろん、該当しない方も読んでくださいね)

定期考査の結果はどうでしたか?
満足できる結果だった人もそうでなかった人もいると思います。
では、テストの復習は行いましたか?
テスト前は多くの人が勉強をがんばります。
ところが、テストが終わった瞬間に気が抜けてしまい、復習をおろそかにする人が多いのも事実です。

定期考査直後こそ、学力を伸ばす絶好の時期です。
定期考査の結果は自分の弱点や今後の課題を見つける最適な材料なので、ただ点数に一喜一憂するだけではテストの効果を十分に活かせません。
テスト前に習得した事が抜けていない今こそ、高校受験に必要な学力が最も身につきやすい時期であり、テスト問題を分析することで、次回以降の考査の対策にもなります。
特に英語や数学のような積み重ねの教科においては、今回の範囲が次回以降の考査においても実質的なテスト範囲となるので、定期考査の復習は、次回以降の定期考査と高校受験の両方において大変役に立ちます。
しかし、復習と言っても何をどうしたらよいかわからない人も多いでしょう。
そのような人のために、期間限定で「定期考査復習講座」を開講します。
必要な受講教科および受講回数は各自異なるので、個別に相談して決めていきます。
詳しくは、お電話にてお問合せください。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

ワンナインは本日より開講いたします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

問題集・参考書の選び方

こんにちは。
今日は、主に大学受験生を対象に、「問題集・参考書の選び方」について述べたいと思います。

受験勉強に問題集・参考書は必要不可欠です。
問題集と参考書は基本的に別物ですが、昨今は問題も多く載せている参考書であったり、解説が非常に詳しい問題集であったり、その境界線は薄れています。
よって、問題集はこれ、参考書はこれ、といった具合に別々に考えるよりも併せて考えていきたいと思います。

教材選びで何よりも大切なことは、「自身の現状に適したものを選ぶ」ということです。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、実はこれができていない人が多いのです。
基礎力が不十分なのにレベルの高い内容の教材に手をつけたり、早稲田志望だからといって安直に「早稲田の~」というものに手を出したり、知人が使っているから良さそうだと思ったり…

では、どのような選び方をすればよいのでしょうか?
それは、まず問題集・参考書を使う目的を認識することです。
「目的?受験勉強の為に決まってんじゃん!」
いいえ、そうではありません。
勉強とは、「理解・暗記・演習」を言います。そのうちのどれを目的とした勉強に利用するのかが大事なのです。
基礎力が不十分な人は、「理解」を測ることが必要です。
その為には、問題集も解説の詳しいものを選びましょう。
問題数は少なくてかまいません。
むしろ、少ない方がいいでしょう。
英文法が苦手なのに、いきなり1000題も載っている分厚い問題集に手をつけるのは無謀です。

暗記」を目的とするなら答えは明確ですね。
英単語なら単語集。
地歴公民なら一問一答集などです。
英単語集も、昨今はたくさん種類がありますね。
これも、自分の学力に合ったものを選びましょう。
高校初期や中3レベルの英単語も怪しい人が英単語ターゲット1900に手を付けても、なかなか覚えられないし、覚えたとしても中堅レベルの単語が抜け落ちた状態になってしまいます。

中学時代から英語が苦手だった人は、中学生向けの単語集から覚えましょう。
「えぇーっ!?高校生なのに?」なんて思わないように。
大学入試の英語は、「中1~高3の6年間」が試験範囲です。
そして、中学範囲の単語の方がはるかに頻度が高いのです。

高校から英語が難しく感じた人は、高校初期単語が多く載っているものがよいでしょう。

あとは形式です。
ターゲットのように頻度順で羅列されているもの。
速読英単語のように文章から出てきた単語をその都度覚えるもの。
Duoのように、例文から覚えるもの。
自分にとって覚えやすいものを選びましょう。

重要事項を理解し、必要事項がある程度暗記できたら、いよいよ「演習」ですね。
この段階では、理解は既にできているので、解説はそれほど必要ないでしょう。
解説は少なくてもよいので、問題数の多いものを選びましょう。
もちろん、志望校のレベルに近い難易度のものを選ぶ必要があります。
但し、「易しい問題に対するスピードと正確性を高めたい。」「基礎力の底上げをしたい。」と思ったら、やや低めのレベルの問題集を使うことも有意義であり、「難しい問題にも触れて、志望校の問題を簡単に感じられるようにしたい。」と思ったら、やや高めのレベルの問題集を使うといいでしょう。

整理すると、

「理解」の為なら、問題数が少なくて解説が詳しいもの

「演習」の為なら、解説は少なくていいので問題数が多いもの

を選びましょう。

このように、目的を明確にすれば、どのような教材を使うべきかがわかってきます。
そのうえで買う前に中身を確認して、「これなら大丈夫」と思ったものを買いましょう。
自分ではよくわからない…という人は、いつでも相談に来てください。

総合講座

こんにちは。

5月半ばだというのに暑いですね。

最近、寒暖差が非常に激しいので体調に気をつけています。

皆さんも風邪などひかないよう気をつけましょう。

特に今日のような猛暑日は熱中症に気をつけましょう。

 

さて、onenine では、小学生向けの集団授業も行っております。

4月より毎週水曜日15:20~17:10に総合講座という授業を開講しております。

総合講座って一体何やるの?って思われるでしょう。

その名の通り色々なことを学ぶのですが、開講してからこれまでの約1ヶ月の内容を紹介します。

 

☆季節の変化と日の出・日没はなぜおこるのか?

日本には四季があります。同じ日本の同じ東京都練馬区にいるのに、夏と冬では気候が大きく異なります。

この当たり前ともとれる現象がなぜおこるのか?

夏と冬では日の出、日の入りの時刻が大きく異なります。なぜか?

これらを、地球儀を使って地球の自転・公転・太陽との位置関係から視覚で分かるように説明しました。

北極圏の白夜(一日中日が沈まない日)や、逆に一日中夜の日、

アイスランドの日の出、日の入りの時刻など、子供たちはとても興味深く聞いていました。

そして、世界各都市の雨温図から、それぞれの都市がどこにあるのかを地球儀上で探すゲームを行いました。

「ブエノスアイレスは、7月の方が気温が低いから南半球だね。」

「ラパスは気温のグラフが真横だから赤道の近くだ。」

「カイロって全然雨降ってないじゃん!」

こんな感じで、子供たちは一生懸命探していました。

なかなか見つからない都市に対して、

「じゃあ、先生が教えようか?」と言うと、

「待って!もうちょっとで見つけるから!」と言われました。

自力で答えを見つけようとする姿勢は素晴らしいです。

 

5月からは、日本国内に目を向けた地理・地学を勉強しています。

総合講座で扱う内容は、教科でいうと主に理科と社会になりますが、決して今日は「理科」とか「社会」といった区分けはしていません。

学問はすべてつながっています。それは小学校で学習する内容にもあてはまります。

身近な現象を、自然科学と社会科学の両面でとらえてほしいと思っています。

そして、あらゆる物事に興味関心を持ち、自分で物事を考えられる人物に育ってほしいと切に願っています。

 

今日の様な暑い日には、

「なぜこんなに暑くなるんだろう?」

「茨城は東京よりも北なのに、どうして今日の最高気温は東京よりも高いんだろう?」

そんな疑問を持てるようになるといいと思います。

そして、総合講座で学んだことを自分なりの答えの手掛かりにしてもらいたいです。

 

入試

こんにちは。

更新が遅くなり申し訳ないです。

かれこれ1ヶ月近く経ってしまいました。

私がブログをさぼっている間にも、中学入試と私立高校入試が終わってしまいました。

 

さて、ワンナインの受験状況は今のところ順調です。

中学入試も私立高校も無事合格しています!

次は都立一般入試!

残すところあと9日です。

入試は範囲が広いので、直前期だと「今更やっても…」って思ってしまいがちですが、

都立高校の入試問題は教科書の内容が理解できていれば解けるものばかりです。

全範囲を見直す時間はもう残されていませんが、特定の単元だけでもしっかり復習すれば、

その単元の問題は解けるようになります。

特に理科は、全単元から満遍なく出題されるので、直前期に勉強した単元が全くでなかった…

なんてことはありません。

直前期での努力も報われます!

入試は非情なもので、たった1点差で合否が分かれることもあります。

だから、後悔しないためにも最後まで精いっぱいやりましょう!

 

センター試験②

こんにちは。増山です。

昨日に引き続き、センター試験について語りたいと思います。

まず、昨日のブログに1点訂正があります。

地理Bのムーミンの問題について、

私は、「あまり良くない」と書いてしまいましたが、

あの後、再度考えたのですが、決して悪くはありません!

ある意味非常に良い問題です!

あえて苦言を言うならば、センター試験には難しすぎると言ったところでしょうか。

もし、出題したのが東大や早稲田などの難関大学ならば、面白い問題と評価されるでしょう。

 

では、わたしが今回「非常に良い」と評価した理由を説明しましょう。

入試問題には、単に知識を問う問題と、思考力を問う問題があります。

地理も含め社会は全般的に知識を問われる暗記科目だと思われがちです。

もちろん、覚えるべき事も多く、暗記に時間をたくさん費やさなければならないのは事実です。

しかし、出題される問題の全てにおいて、知識の有無が問われているわけではありません。

知識がなくても、与えられた問題文や資料、図などから解答を導くことは可能です。

今回のムーミンの問題はまさにそれです。

他にも、普通の高校生はまず知らないような事を聞かれているが、実は基本知識と問題文や資料からわかることを組み合わせて考えれば解ける問題はたくさんあります。

しかし、地理(というか社会全般)は暗記科目だという固定観念からか、考えるより覚える方がラクだという気持ちからか、必要以上に知識を詰め込もうとする受験生が多くいるのも現状です。

そういう受験生に対して、「知識ばかりを詰め込めばいいってもんじゃない!」と警鐘を鳴らす意味では、非常に良い問題だと思います。

昨日も書きましたが、「誰もが知らない」という状況は「平等」なのです。

そういう状況こそ、受験生の真の学力が測れるのではないでしょうか?

多くの問題では、「誰もが知らない知識」として、その科目に関する知識が使われます。

地理の問題であれば、ある国の輸出品目や貿易相手国など、全ての国について覚えることなど不可能であり、出題側もそんな知識を持っていないとの前提で問題を作っているのです。

しかし、それに対して愚かな受験生は「入試で出題された!だから覚えなきゃ!」となってしまうのです。

でもさすがに、地理の学習で「ムーミン」まで知識の幅を広げる必要がないことくらいわかるでしょう。

そうなったら、あらゆるアニメに関する知識まで覚える羽目になってしまいます(笑)

 

今回の地理の出題は世間をすこし賑わせましたが、高校生の皆さんはこれを機に、真の学力とは何かを考えて頂けると喜ばしいです。

 

昨日、「次回は英語について」と描きましたが、地理の件の訂正がすごく長くなってしまったので、英語の件は次回に延期します。