センター試験

こんにちは。増山です。

センター試験が終わりました。

受験された皆さん、お疲れさまでした。

自己採点結果に満足している方、そうでない方いると思います。

しかし、結果はもう変えられません。

真摯に受け止め、今後の受験をどのようにするかを考えましょう。

冷たいようですが、こればかりは現実を直視するしかないのです。

 

さて、センター試験の内容ですが、地理Bでムーミンが登場し、少し話題を賑わせましたね。

当の地理B受験生は、想定外の問題に慌てふためいた人も多かったと思います。

もちろんムーミンがどこの国のお話かなんて地理の教科書には載っていませんし、

悪問だと非難する人も多いように思えます。

しかし、今朝のめざましテレビ(フジテレビ)にて、Z会に方が説明していましたが、

これは決してムーミンに関する知識を問う問題ではありません。

2つのアニメ図(「ムーミン」と「バイキング ビッケ」)のうち、

ノルウェー、フィンランドのいずれかを選ばせる問題ですが、

バイキングは「海賊」の意味であり、ノルウェーとの関連が強いことが推測できます。

よって、ムーミンはフィンランドということになります。

まあ、所詮推測の域を出ることはできないかもしれませんが、

知らないからと言って、お手上げになっては大学受験生としては二流以下です。

ムーミンがどこの国かなんて、普通の受験生は知りません。

そう、「知らない」という点において平等なのです。

もちろん、地理の学習で出てくるものではありません。

だから、ムーミンの知識が聞かれているのではない。

きっとどこかに、解答の手掛かりがあるはずだ!

そういう意識を持って解答に臨むのが一流の大学受験生のあるべき姿です。

まあ、あまり良い問題とも思えませんが(笑)、

かといってそんなに批判すべき問題でもないかと思います。

むしろ、先程も述べたように、

「知らない」=「解けない」

「教科書にも出ていない」=「問題が悪い」

と決めつけて批判する受験生の方に反省してもらいたいと思います。

 

さて、私の専門である英語の問題は、

面白かったです!(私個人の感想)

簡単な解説も含めて、次回のブログで語りたいと思います。

 

教育改革

こんにちは。増山です。

昨日、埼玉県の中学入試が始まりましたね。

模試とは全然違う雰囲気を感じたと思います。

そして、いつもはやらないようなミスをしてしまった人もいると思います。

多くの学校では既に結果が出ていますが、受かった人もそうでない人も、

まだまだ入試は始まったばかりです!

多くの人にとっては本命の入試は2月になるでしょう。

今回受かったことで、本番も受かるだろうと高をくくっていると痛い目にあいますよ。

また、今回残念な結果でも、本番までまだ時間はあります。

落ち込んでいる暇はありません。

最後に笑う人になりましょう!

 

さて、昨日のあさイチ(NHK8:15~)で「教育改革」が取り上げられました。

学校の授業スタイルが大幅に変更になるのです。

目的は、

①知識の習得よりも、知識を使う力を養う

②思考力・判断力・表現力を養う

内容は、

①先生が一方的に教えるのではなく、生徒が主体となるアクティブラーニングを行う

②入試問題は、表現力を見るため「記述問題」を増やす。

※内容の②に関しては、センター試験が廃止され「大学入学共通テスト」が導入され、

そこでの国語と数学の試験に記述問題が導入されます。

それによって、従来のセンター試験(全問マークシート)では測れなかった表現力を測ろうという意図です。

 

私個人の意見としては、従来のセンター試験は決して悪いものではありません。

確かに全問マークシートなので、表現力を測ることはできないかもしれませんが、思考力と判断力を測るには非常に良い問題だと思います。

世間で言われている「知識偏重問題」では決してありません!

なぜなら、知識はもちろん必要ですが、単純暗記だけで解ける問題ではないからです。

上記の目的①の「知識を使う力」がなければ解けない問題がほとんどです。

センター試験では測れない表現力は、各大学が独自の問題で問えばよいと思います。

私が「大学入試共通テスト」に対して疑問に思うのは、「答えの決まっていない問題に対して平等な採点ができるのだろうか?」ということです。

センター試験に代わっての試験となると、受験者は全国に及び、その数は数万人です。

これを採点するには当然複数の(それもかなり多くの)採点官が必要となります。

1,2点の差で合否が分かれる入試において、採点の公平性は必須事項です。

よって、国立大学は記述の採点に不平等が生じないように細心の注意を払っているのですが、

全国規模の入試で出来るのでしょうか?

まあ、私ごときが心配する問題でもないかもしれませんが(笑)

だから、従来の国立大学のように、センター試験+個別試験での合否判定は最適だったと思います。

しかし、昨今、センター利用入試を導入する私立大学が非常に多くなっています。

それらの多くは、センター試験の得点のみで合否が決まってしまうのです。

それで、表現力が無くても大学入試(それも、それなりに難関とされる大学)を突破できてしまっているのも事実です。

そのことから、問題視されるようになったのではないでしょうか?

 

さて、話は教育改革に戻りますが、私は基本的にこの教育改革には賛成です。

真の学力向上が私の信条ですが、その中には当然「表現力」も含まれます。

せっかく理解したことも、表現できなければ、あらゆる物事(テストや日常生活)に応用できません。

これでは、勉強した意味がありません。

その為、私は授業中に、一方的に話すのではなく、なるべく生徒に発言させるよう心掛けています。

もちろん、うまく話せる人とそうでない人がいます。

でも、話すのが苦手な人も、内容を整理しながら問いかけると次第に口数が多くなります。

「大学入試共通テスト」には疑問を感じますが、基本路線は良い方向に向かっているように思います。

 

入試目前

こんにちは。増山です。

寒い日がずっと続いていましたが、今日は暖かいですね。

こんな日が続いてほしいのですが、残念ながら春はまだまだです…

 

埼玉県の中学入試が明日から始まりますね。

そして今週末には大学入試センター試験…

いよいよ本番が近づいて参りました。

じたばたしても仕方ないのですが、焦らずそして諦めず最後まで頑張りましょう。

 

さて、先日から入試に関する話題がニュースで挙げられていますね。

そう、大阪大学入試ミスによる繰り上げ合格の件です。

当該の受験生の方は気の毒でなりませんが、

受験生の皆さんがこれから受ける入試において、問題など出題者側の不備は無いのでしょうか?

出題する側は最善の注意を払っているはずなので、起こる可能性は極めて低いです。

しかし、大阪大学の例もあるように、可能性が全くのゼロとは言い切れないのです。

出題者も人間ですからね。

実際に、問題に不備があって、その問題は全受験生を正解とする措置が取られることはよくあります。

学校側がすぐに気づいてそのような措置を取れば話題になることもありません。

では、もし自分の受験でそのようなことが起こった場合、どうすべきなのでしょうか?

問題を解いている時は、まさか問題に不備があるなんて夢にも思いませんよね。

その問題は受験生全員に正解が与えられるので、解けなくても問題ないのですが、

(そもそも問題に不備があるのだから正解のしようがない)

その問題に多くの時間を費やしてしまうと、他の問題の解答時間が減り、合格が遠ざかってしまいます。

解答に行き詰った時に、「この問題は自分には解けない」と早めに判断できるか?

大事なのはこれだと思います。

これは、実力不足で解けないのも問題に不備があって解けないのも同じです。

この判断が早めにできれば、無駄な時間を費やさずに済みます。

そうすれば、想定外のことで合格から遠ざかることもないのです。

 

そして、私がこの事を通じて最も言いたいことは、

このような事も含めて受験であるということです。

受験生は、受験校の出題形式を把握し、時間配分などの戦略を立て、

過去問演習を通じて練習を行ってきたことでしょう。

そして、本番も同じように行えば合格点が取れると言い聞かせて、試験に臨んだ人も多いと思います。

でも、本番では想定外のことが起こり、いつもと勝手が違うことから実力を発揮できずに涙を飲む受験生も大勢いるのです。

しかし、人生において想定外の出来事は頻繁に起こるのです。

そして、想定外の出来事に最善の対応ができるかどうかも実力のうちなのです。

ですから、万が一そのようなことが起こっても、合否結果は現実として受け止めなければなりません。

※大阪大学は、ミスが原因で不合格になってしまった受験生の進路が決まった後なので問題なのです。

私がここで申し上げているのは、問題に不備があっても採点時には気づき、全員正解の措置がなされる場合を指しています。

入試というものは、各教科の知識や理解度だけを測るものではありません。

今後生きていくうえで必要な力を、受験勉強を通じて身につけたかどうかです。

受験生の皆さんの検討を祈ります。

 

冬期講習そして入試…

こんにちは。増山です。

本日を持ちまして、個別指導の冬期講習は終了しました。

グループ指導の講習は10日まで続きます。

 

さて、冬休みももうすぐ終わりになりますが、ラストの3連休の過ごし方は決まっていますか?

学校の宿題が終わっていない人は、当然そちらが最優先です!

やるべきことは全て終わっていて特に決まっていない人は、

冬期講習でやった事の復習をしましょう。

冬期講習は各自にとって必要な内容に注力したカリキュラムで行いました。

よって、この内容をしっかりと身につければ学力アップ間違いなしです。

講習が終わった達成感で気を抜いてしまうと、せっかく頑張ったのに実になりません。

ざっと見直す程度でもいいので、おさらいをしておきましょう。

そして新学期に向けてがんばりましょう。

 

そして受験生の皆さん!

本番が近づいて参りましたね。

中学入試の1月受験、そして大学入試センター試験はもうすぐです。

不安もあると思いますが、それは他の受験生も一緒です。

自分の今の実力を出し切れるよう落ち着いて臨みましょう。

 

高校受験の中3生は、本番はもう少し先になりますが、この期間はあっという間です。

緊張感を持って頑張りましょう。

高校入試の得点力は、この時期でも伸びます!

志望校まで手が届きそうになくても、諦めずにがんばりましょう。

 

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

 

昨年は、ブログの更新があまりできず申し訳ございませんでした。

今年はなるべく頻繁に更新するよう頑張ります。

 

入試の時期が近づいて参りました。

まずは、受験生の合格に向けて精いっぱい頑張っていきます!

 

血が通った勉強(2)

大変ご無沙汰しております。

大幅に期間が空いてしまい申し訳ありません。

今後はもっと頻繁に更新するよう頑張ります。

「ブログの更新まだ?」と催促して頂けると助かります(笑)

 

さて、前回(と言っても5ヶ月近くも前!)のブログでは、血が通った勉強をしましょうという内容で、英語を具体例に取り上げましたが、これはどの教科にも言えることなので、今回は数学を具体例に挙げましょう。

数学(算数)は、学年が上がるほど抽象的でイメージがしにくくなります。

前回述べた「頭の中でのイメージ」が作りにくくなるのです。

小学校低学年の頃の算数を思い出してください。

「たかしくんはえんぴつを5本もっています。まさみさんはえんぴつを4本もっています。二人がもっているえんぴつは合わせて何本ですか。」

これはとてもイメージしやすいですよね。

図に書いてみましょうと言われても簡単に書くことができます。

「合わせて何本」という問いから、たし算を使えばいいのだとすぐにわかります。

但しここで、「合わせて何本」という言葉があるから「たし算」という思考はあまり良くありません。

二人がもっているえんぴつの数が全部でいくつかを求めるにはたし算を使えばよいということを自分で判断することが大事なのです。

算数や数学の文章題などで、「この場合、2人の速さを足すんですか?引くんですか?」という質問を受けることがよくありますが、そもそも「この場合」にどうするべきかなんて、その問題でしか通用しません。

全く同じ問題が出ない限り役に立たない勉強は無意味です。

文章題の内容を理解し、しっかりとしたイメージが出来上がれば、なに算を使えばよいのか自ずとわかってきます。

数学でも、ただ公式を丸暗記し問題に出てきた数字を当てはめて計算するだけでは、たとえ1000問解いてもできるようにならないでしょう。

方程式、関数、図形、数列、三角関数、微積分・・・

様々な単元がありますが、それぞれの本質を理解することが肝心です。

表面的な解法の暗記に走っても、大した成果は期待できません。

それより何より、そんな勉強してもつまらないでしょう。

勉強は多くの中高生から嫌われていますが、きちんと理解すれば結構面白いものです。

基本事項を本質から理解し、それを基に自力で問題を解くことは楽しい知的パズルです。

もちろん、難関高校・大学を目指して長時間勉強するのは大変だし辛いことです。

例えば野球部に所属している人は皆、野球が好きで野球は楽しいと思っているでしょう。

でも甲子園を目指して猛練習することは大変なことで楽しむ余裕もないかもしれません。

勉強も同様で、難関校を目指すとなると楽しいよりも苦しいことの方が多いかもしれません。

しかし、野球が楽しいスポーツであるのと同様に、勉強も楽しいものなのです。

野球だって、基本ルールを知らなければ楽しむことはできないでしょう。

勉強においては、その基本ルールをわかっていない状態で進めている人が非常に多いのです。

そういう人には、今やっている勉強をすぐにやめなさいと言います。

そして、具体的にイメージできるレベルまで戻って、じっくりと着実に学力を向上させます。

 

今やっている勉強に意味はあると思いますか?

もし「NO」なら、勉強のやり方を根本から間違えている可能性があります。

すぐに相談に来てください。

 

 

血が通った勉強

お久しぶりです。
梅雨入りは発表されたものの、まだあまり実感はありませんね。
水不足が心配・・・
でも、明日から雨が降るそうです。
夏に着々と近づいていますね。

さて、今回のタイトルは、「血が通った勉強」ですが、
これは私が日々の学習指導を通じて、
「真面目に取り組んでいる割に成果がイマイチ・・・」
な人に共通する特徴の1つとして、
「勉強に血が通っていない!」と感じることがあるので、それについて述べたいと思います。

そもそも、勉強に血が通っているとかいないとか、一体どういうことだろうと思う人が多いでしょう。
そう言う私も、この表現がベストかと聞かれると、正直そこまで自信はありません。
ただ、私が直感的にそう感じたので、こう表現したまでです。
なので、まず私の言う「血が通った勉強」とはどういうことかを説明します。

簡単に言うと、学習内容が自分の頭の中でイメージ出来ているかということです。
具体的なイメージを持ちつつ、抽象的な概念として理解しながら進めているのかということです。
逆に、血が通っていない勉強は、理解もイメージもないまま、字面だけを覚えるやり方です。
「何だかよくわかんないけど、とにかくこれを覚えておけばテストで点が取れるんだね。」
といった具合に、理解することを避けて、単純暗記に走ると、血が通っていない勉強になります。
これができているかどうかは、他人にはなかなかわかりづらいのですが、
高得点を取れている生徒とそうでない生徒では、ここに大きな違いがあることは断言できます。

どの教科にも言えることですが、今回は英語を例に挙げてみましょう。
 Do you have any color pencils?
さて、この英文を和訳しなさいと言われたら、何と訳しますか?
多くの人はこう答えるでしょう。
「あなたは色鉛筆を持っていますか。」
はい、正解です。
この単文を「和訳せよ」と言われたら、これで文句なしに正解になります。
では、この和約は、いかなる文脈・状況においても正しいと言えるでしょうか?
次の英文を読んでみましょう。
Mike needed color pencils in the art class the next day.
(マイクは、翌日の美術の授業で色鉛筆が必要でした。)
But he didn’t have ones.
(しかし、それを持っていませんでした。)
So he went to the stationery store.
(そこで彼は、文房具店に行きました。)
He asked the clerk, “Do you have any color pencils?”
(彼は店員に、「                       」と尋ねました。)
はい、先程と全く同じ英文ですが、
先程正解とした「あなたは色鉛筆を持っていますか。」をそのまま当てはめるのが適切でしょうか?
下線部だけを見て、そこにある単語の意味を文法に従って機械的につなぎ合わせればそうなるでしょう。
そして、そういう訳を書いてしまう人が非常に多いのです。
you という英単語の意味は確かに「あなた」です。
しかし、日本語の「あなた」は、話している相手方個人を指す代名詞ですが、
英語の you は、もっと広い意味を持ちます。
この文脈・状況をきちんと把握していれば、
ここでの you は、店員さん個人ではなく、お店を指していることがわかるはずです。
そして、ここでの have は、所有しているかではなく、売り物としてこの店にあるかを意味します。
つまり、辞書に書かれている第一義をそのまま当てはめたら不適切になる場合、
どんな訳語が適切かを柔軟に考えることが必要になります。
これが、私の言う「血が通った勉強」です。
こう言うと、「えっ、そんなに難しいことが必要なの?」と言う人が結構いますが、
決して難しいことではありません。
色鉛筆が必要で文房具店に足を運び、
店員さんに、「あなたは色鉛筆を持っていますか?」なんて聞く人がいますか?
英語を学習する学年であれば、文房具店に買い物に行ったことくらい何度もあるでしょう。
その時に、買いたいものがあるかどうかを店員さんに聞くという経験もあるでしょう。
この英文に出てくるマイクは、まさにその状況です。
その状況をイメージしていれば、何ら難しいことではありません。
しかし、状況を全く考えず、無機質に
「you →あなた」
「have →持っている」
と機械的に当てはめただけの訳語を作った人。
あなたの勉強には血が通っていません。
そんな勉強をしていても、面白くないし成果も期待できません。
文章は、内容がわかるから面白いのです。
筆者の言いたいことがわかるから続きが気になるのです。
きちんと血が通った勉強で、面白さを感じながら進めることが成果につながります。
私も、高校生の頃、成績不振から目先の得点を上げることだけに頭が行って、
血が通っていない勉強をしていた時期がありました。
当然、成果は上がらず、ますます勉強が嫌いになるという悪循環に陥りました。
だから、そうなっている人を救いたいというのが、私の切実な思いです。
思い当たる人は、すぐに改善を図りましょう。
具体的にどうしたらよいかわからない人は、いつでも相談に乗ります。
今回は英語を例に取りましたが、他の教科にも言えることです。
他の教科の具体例は、次回以降に取り上げたいと思います。

電子辞書

こんにちは。

GWも終わり、暖かい日が続きますね。

夏が近づいている気がします。

 

さて、私は先日(と言っても3ヶ月近く前ですが)、初めて電子辞書を買いました。

今更!?と思われる方も多いでしょうが、

正直言って、これまでに電子辞書がなくて困った事は一度もありませんでした。

だから、電子辞書を「欲しい」とも思いませんでした。

「辞書は絶対に冊子のものを使うべき!」という少し古い考えを持っていた時期もありましたが、

そんな考えも数年前から無くなっています。

電子辞書の利便性もそれなりにわかっていたつもりです。

しかし、これも携帯やスマホと同じく、

持っていないうちは、無くても不便を感じないのであります。

もちろん、持ってみないとわからないことも多く、昨今の中高生はほとんど持っているわけで、

自分もとりあえず、持つべきだとかなり前から感じてはいました。

それに、持ったら持ったで、それなりに使うこともあるだろうと思っていました。

「だからそのうち買おう。」と思い続けて早数年・・・

「いつ買うの?」「今でしょ!」なんて言葉も死語になってしまった昨今、

ようやく重い腰を上げて、購入を決意しました。

(そのきっかけは、ヨドバシカメラの溜まっていたポイントの失効期限がせまっていたから早く何かに使わなきゃ・・・というのはこの際どうでもよいことです。)

 

さて、大手量販店の電子辞書のコーナーに足を運び、品選びです。

生徒からも聞いてはいましたが、昨今の電子辞書はピンからキリまで様々で、英語だけでなく、あらゆる言語、科目の情報がインプットされているのです。

しかし、受験生でない私にはそこまで必要ありません。

私が必要とする機能は、「英和辞典」「和英辞典」そしてネイティブによる「音声」です。

これら最低限の機能がついているものの中で安いものを探しました。

候補が3つに絞られました。

その中で、キーの配置がパソコンと同じものを選びました。

これが断然、使いやすいからです。

液晶は電卓と同じでカラーとかではありません。

英和・和英の他に、国語辞典も入っています。

これで、1万数千円。

私には十分です。

 

さて、そんな感じで購入した電子辞書ですが、使ってみると、

確かに便利です。

冊子の辞書よりも格段に早く、音声は本当に助かります。

 

じゃあもう冊子の辞書はいらない?

そんなことはありません!

電子辞書にも欠点はあります。

まぁ、使う前からわかってはいましたが・・・

英単語の意味を調べるだけなら、電子辞書の方が便利です。

しかし、受験生にとって大事な「語法」は、その単語全体の品詞ごとの見出し部分に書かれていることが多いのです。

例えば、that という単語には、代名詞、形容詞、接続詞、関係代名詞、関係副詞、副詞、など様々な品詞があります。

もし that の用法を調べたければ、辞書で that を引けばよいのですが、ざっと2~3ページにわたって書かれています。

この中から必要なところを探すのですが、冊子の辞書であれば、「見出し」と「具体例」がはっきりわかるので、探すのにそれほど時間がかかりません。

しかし、電子辞書は液晶範囲内しか表示されないので、スクロールで動かさなければなりません。

非常に使いづらいです。

語法の学習は、正しい受験勉強には不可欠です。

電子辞書は、語法の学習には向いていません。

もちろん、初見の英単語の意味を調べたり、発音の音声を聞いたりするのには大いに役立ちます。

だから、電子辞書を使うことを否定はしません。

但し、冊子の辞書も必ず所持しておきましょう。

 

私がこの仕事を始めたばかりの頃(10年ほど前になりますが)、電子辞書を持っている生徒が数人いました。(その頃もう既に、今ほどではないもののそれなりに普及していました。)

そして、電子辞書を持っている生徒に英語が得意な人はいませんでした。

もちろん、「電子辞書を使っているから英語ができない」という因果関係までは無いと思いますが、

この事実は決して偶然ではないと今でも思っています。

電子辞書使うことは悪いことではありませんが、そればかりに頼りすぎないようにしましょう。

くり返しますが、必ず冊子の辞書も使いましょう。

 

 

 

世界が変わる!

こんにちは。増山です。

気温がだいぶ高くなってきましたね。

ようやく冬が去って、本格的に春らしくなってきました。

 

さて、今日の内容ですが、今年の1から3月に「下剋上受験」が放映されていました。

私も、職業柄非常に興味があったので、初回から最終回まで全て見ましたが、

最終回で主人公の女の子が、

「勉強して、世界が変わりました!」

と言っていました。

それを聞いて、私自身も大学受験時に同じような経験をしたことを改めて思い出しました。

勉強して学力を身につけると、本当に世界が変わるんです!

そもそも、私がこの仕事に就いたきっかけは、その時の感動を生徒たちに味わってもらいたいと思ったからです。

その気持ちに変化はありませんが、勉強というのはどうしても、成果を実感できるまで時間がかかってしまうのです。

成果を実感する前に落伍してしまう人も少なくありません。

そういう人達に、頑張り続ければ素晴らしい世界が待っていると伝えたいのですが、それがなかなか難しいのです。

でも、このドラマの女の子の発言から、そう感じるのは自分だけではないと確信を持てました。

確かにこれは、経験した人でないとわからないものです。

十分な学力を身につけられなかった人はもちろん、小学生の頃からずっと優等生で、つまり、ずっと勉強ができる人の世界に居続けた人にも、この感動はわからないと思います。

私は、この業界の中では少数派(?)の、勉強が不得意だった経験を持つ講師であり、どうやったら「勉強ができない人」から脱却し「できる人」になれるのかを、自身の体験を基に伝えることができる人物だと自負しております。

だから、勉強が不得意で伸び悩んでいる人の気持ちはよくわかるし、そういう人こそ私を信じてついてきて欲しいと思います。

根気よく続ければ必ず、勉強ができる人の世界へと案内します。

 

お久しぶりです。

こんにちは。

またまたブログの間隔が空いてしまい申し訳ございません。

今年は、週に1度は・・・なんて言っておきながら、2ヶ月も空いてしまいました。

私が更新をサボっている間にも、春期講習も無事終え、新学期がスタートしました。

この春ご入学された方々、おめでとうございます。

そして、それ以外の生徒の皆さんも、新学年、気分を新たにがんばりましょう!

 

さて、前回は「勉強は面白い」というテーマでしたが、今回はそれに付随して、

どうしたら勉強を楽しめるのか?」について話したいと思います。

前回、勉強がつまらないのは、難しくてわけがわからないからと言いました。

わからないから、

・問題が解けない・・・

・先生の話を聞いても面白くない(面白さがわからない)・・・

・イライラしてストレスがたまる・・・

そして、当然点数も悪いから、

・親や教師に怒られる・・・

・友人にもバカにされる・・・

・劣等感を抱く・・・

・自分の頭が悪いと感じる・・・

そして、ますます勉強から遠ざかり、さらにわからないことが増える・・・

この悪循環です。

では、この悪循環を断ち切るにはどうしたらよいのか?

解決策は、実に簡単なことです。

わかるところまで戻ればいいのです。

どんなに頭の良い人でも、小学校入学時から教わりもしないで方程式や関数ができるはずはありません。

みんな、最初はできなかったのです。

小1からの学習の積み重ねによって今があるのです。

だから、数学が苦手な中学生は、算数の内容まで戻ってやり直せばいいのです。

算数のどの辺りまで戻ればいいのかって?

もちろん、わかるところまでです。

掛け算九九はスラスラ言えるけど、分数や小数の計算がちょっと不安・・・

ならば、小2の算数からやってみましょう。

スラスラ解いて、あっという間に1年分終わってしまうでしょう。

それから小3の分数、小数、掛け算や割り算のひっ算をやってみましょう。

苦手意識はだいぶ解消されるでしょう。

小3範囲を1ヶ月、小4範囲を2ヶ月、小5・6範囲をそれぞれ3ヶ月かけて復習すれば、

9ヶ月で算数を克服できます。

そうすれば、算数が得意だった新中学1年生と同レベルになります。

そうなれば、中学数学も難しくは感じないでしょう。

仮に現在中2で今数学が大の苦手・・・という人は、是非この方法を実践してください。

9ヶ月も!?と思うかもしれませんが、学校での勉強と並行させていけば、徐々に学校の授業もわかるようになります。

その場しのぎで学校で習った問題の解法を理解しないままに丸暗記する学習を続けるよりも、絶対に効果があります。

算数からの復習が学校の授業に追いついた時、劇的な成績アップが実現します。

つまり、「急がば回れ」なのです。

現在高校受験を控えた中3の人は、算数に9ヶ月もかけるわけにはいかないので、上記の2~3倍のペースでがんばりましょう。

大変そうに見えるかもしれませんが、「わかって解ける問題」を解き進めるのは、それほど苦痛ではありません。むしろ、楽しいと思います。

 

数学を例に取りましたが、他の教科も同じです。

英語に関しては、どんなに戻っても中1までなので、克服にそれほど時間はかからないでしょう。

 

理科や社会も同じです。

不得意な分野は、中学校で使っている教科書を読んでもあまり頭に入らないでしょう。

その場合は、小学校の内容からやり直すのが良いでしょう。

小学校で扱う内容は、最重要事項ばかりです。

小学校の内容を復習することで、要点が見えてくるのです。

 

小学校の教科書なんてもうとっくに捨ててしまったという人。(まぁ、ほとんどそうだと思いますが)

こちらに相談に来れば、お勧めの教材を紹介します。

 

それでは、今回はここまでにします。

次回は、なるべく間隔が空かないように頑張ります!