血が通った勉強(2)

大変ご無沙汰しております。

大幅に期間が空いてしまい申し訳ありません。

今後はもっと頻繁に更新するよう頑張ります。

「ブログの更新まだ?」と催促して頂けると助かります(笑)

 

さて、前回(と言っても5ヶ月近くも前!)のブログでは、血が通った勉強をしましょうという内容で、英語を具体例に取り上げましたが、これはどの教科にも言えることなので、今回は数学を具体例に挙げましょう。

数学(算数)は、学年が上がるほど抽象的でイメージがしにくくなります。

前回述べた「頭の中でのイメージ」が作りにくくなるのです。

小学校低学年の頃の算数を思い出してください。

「たかしくんはえんぴつを5本もっています。まさみさんはえんぴつを4本もっています。二人がもっているえんぴつは合わせて何本ですか。」

これはとてもイメージしやすいですよね。

図に書いてみましょうと言われても簡単に書くことができます。

「合わせて何本」という問いから、たし算を使えばいいのだとすぐにわかります。

但しここで、「合わせて何本」という言葉があるから「たし算」という思考はあまり良くありません。

二人がもっているえんぴつの数が全部でいくつかを求めるにはたし算を使えばよいということを自分で判断することが大事なのです。

算数や数学の文章題などで、「この場合、2人の速さを足すんですか?引くんですか?」という質問を受けることがよくありますが、そもそも「この場合」にどうするべきかなんて、その問題でしか通用しません。

全く同じ問題が出ない限り役に立たない勉強は無意味です。

文章題の内容を理解し、しっかりとしたイメージが出来上がれば、なに算を使えばよいのか自ずとわかってきます。

数学でも、ただ公式を丸暗記し問題に出てきた数字を当てはめて計算するだけでは、たとえ1000問解いてもできるようにならないでしょう。

方程式、関数、図形、数列、三角関数、微積分・・・

様々な単元がありますが、それぞれの本質を理解することが肝心です。

表面的な解法の暗記に走っても、大した成果は期待できません。

それより何より、そんな勉強してもつまらないでしょう。

勉強は多くの中高生から嫌われていますが、きちんと理解すれば結構面白いものです。

基本事項を本質から理解し、それを基に自力で問題を解くことは楽しい知的パズルです。

もちろん、難関高校・大学を目指して長時間勉強するのは大変だし辛いことです。

例えば野球部に所属している人は皆、野球が好きで野球は楽しいと思っているでしょう。

でも甲子園を目指して猛練習することは大変なことで楽しむ余裕もないかもしれません。

勉強も同様で、難関校を目指すとなると楽しいよりも苦しいことの方が多いかもしれません。

しかし、野球が楽しいスポーツであるのと同様に、勉強も楽しいものなのです。

野球だって、基本ルールを知らなければ楽しむことはできないでしょう。

勉強においては、その基本ルールをわかっていない状態で進めている人が非常に多いのです。

そういう人には、今やっている勉強をすぐにやめなさいと言います。

そして、具体的にイメージできるレベルまで戻って、じっくりと着実に学力を向上させます。

 

今やっている勉強に意味はあると思いますか?

もし「NO」なら、勉強のやり方を根本から間違えている可能性があります。

すぐに相談に来てください。

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です